CES 2026報告 第四章
CES REPORT CHAPTER 4
日本が考えなければならないこと
韓国がInnovation 賞およびOnoree賞を合わせて6割とったことは、それだけ韓国の技術力が高まっていることを示していて日本の競争力の低下が心配ですが、それよりも心配なのは日本の出展者数が少ないことです。
JETROは方針として、技術の質・用途の深さ・産業連携を狙い、出展前にスクリーニングを行い、未熟な出展者を送らないようにしている、としています。
その基準は
- 技術完成度
- 事業化可能性
- 英語ピッチ力
が水準以上であること、のようですがこれで出展者数に7倍もの開きが出るとは思えません。中国・韓国が国の事業として行っているCES出展に対し、JETROの資金力が不足し、多くの起業家を送り出すことが出来ていないのではないでしょうか。 更には日本がスタートアップ企業を生み出すことが出来ない社会となってしまったのでしょうか。
日本はパナソニック、日立、ソニー、などの大企業が存在感を示していますが、若い企業を国際ビジネス環境で育てる努力が足らないと感じます。 企業は人です。今国際的なビジネスマンを育てる努力をしなければ、国際社会における日本の地位は益々低下することでしょう。
新しい技術の芽を大企業のなかで育てることは難しい、なぜならそれらの企業は現在の収益源を守り強化することに努力を集中するからです。米国ではベンチャー企業が新しい技術を開発し、大企業はベンチャー企業を買収することで、イノベーションを行ってきました。日本でも国際進出できるようなベンチャー企業をそだてるべきです。
日本は高齢化が進み、市場は縮小する一方、グローバルな競争は一層激化しています。グローバル人材の養成と迅速な意思決定が企業のみならず、国のレベルで求められます。
