CES 2026報告 第一章
CES REPORT CHAPTER 1
CESとラスヴェガス
2026年1月6日~9日に米国ネバダ州ラスベガス市でCESが開催されました。 CES(Consumer Electronics Show)は直訳すれば「消費者向け電子機器展示会」ということになりますが、今では家電品の展示会ではなく「世界の最新技術が集まる場所」といってよいでしょう。
ラスベガスはロサンゼルスとソルトレイクシティを結ぶ鉄道の中継基地として1905年に誕生した人工都市です。1931年にネバダ州が人を呼ぶための政策として「ギャンブル合法化・超簡易な結婚・離婚制度」を作り、マフイアとカジノが栄えて時代がありましたが、現在はメガリゾート化が進んでいます。市街は「ザ・ストリップ」と呼ばれているラスベガス・ブルバードに沿って多くのホテル・カジノが立ち、ほぼ並行して「インターステート・ハイウエイ15号」とモノレールが走っています 。
CESの今年のテーマは以下のように幅広いものとなっています。
- アクセシビリティ(人々の生活を支える様々な技術)
- AI・生成AI
- オーディオ・ビデオ
- コンテントと娯楽
- デジタルヘルス
- 企業を支える技術
- 金融を支える技術
- フィットネス
- 食料をささえる技術
- ゲーミングとEスポーツ
- 生活スタイル
- マーケッティングと広告
- 次世代通信
- ロボット
- スマート共同社会
- スマートホーム
- 宇宙技術
- スタートアップ企業
- 持続性
- 自動車関連技術と進化した移動手段
- XR(AR / VR / MR)
今年のCESの会場は3か所に分かれていました。
- ラスベガス・コンベンション・センター(LVCC) ラスベガスの繁華街(ザ・ストリップ)の北側に位置するコンベンション・センターは30万平方メートルの敷地内に18万平方メートルの展示場があり、16の展示ホールと144の会議室を持ちます。(ちなみに東京ビッグサイトは敷地面積26.5万平方メートル、展示スペース11.5万平方メートルです)
- ベネチアン・エキスポ ストリップの中ほど西側に位置するベネチアン・エキスポはホールA(16,500平 方メートル)ホールB(17,558平方メートル)のほかホールC,D,Gなどがあり、 LVCCよりは小規模です。
- 3Cはストリップの南端西側にあり、主として商談会場となっていました。
この広大な会場に14万8千人の参加者、4千1百人の展示者、6千9百人の報道関係者が集まりました。
ラスベガスには150,859室(2024年11月時点)のホテルがありますが、ほぼ満室の状態になり、参加者はホテルの確保が大変だったようです。
入場するには登録バッジをもらわなければならないのですが、あらかじめオンライン登録した人はQコードがスマホに送られてくるので、それを窓口で示すとプリンターでバッジを印刷します。そのため入場口には長蛇の列ができます。これは改善の余地があります。
バッジには本人の情報が入ったQコードが印刷されているために、名刺交換はほとんど必要がありません。
ところで、今年のCESでは思いがけないニュースがありました。我が国の技術の将来を考えなおさねばと感じる出来事でした。
